UVレジン空枠基本の作り方と漏れずに綺麗に作る5つのコツ

三枝

こんにちは。happy resinの三枝です。

レジンの空枠ってどうやって底を作ったら良いの?枠からレジン液が漏れた!って悩んでいませんか?

この記事で紹介する「レジン空枠の作り方」は、誰でも簡単に空枠からレジン液が漏れることなくレジン作品を作ることができます。

妻がレジンを初め10年、夫婦でレジン専門店 happy resin を初め、まる6年。
この方法は、レジンの技術講座でも多くの方にお伝えし、みなさん綺麗に作られた方法です。

この記事では

  • 基本的なレジン空枠の作り方
  • レジン空枠作りのコツ
  • レジンと空枠が外れにくくなる方法

をお伝えします。

今後、レジン空枠作りで失敗することなく、空枠作りを楽しむことができます。

目次

レジン空枠の基本的な作り方

準備するもの

空枠シールとは、空枠の底を作るための専用シールです。

空枠シールの詳細はこちらをご覧ください。

こちらのアリスモチーフの空枠作品を作りながら、作り方をお伝えします。

(前準備)空枠からレジンが外れにくくする方法

空枠にそのままレジン液を流すと、空枠とレジンの接地面積にもよりますが、少し力をいれるだけで、結構簡単にパコっと外れます。

空枠からレジンが外れると残念ですよね。

原因は、空枠についた油分です。

この油分を取り除くと、レジンと空枠の密着性が良くなり、非常に外れにくくなります

金属枠の油分を取り除くには、塗るだけ簡単な脱脂剤を使うのが一番簡単です。

くれぐれも油分を取り除いた後に手で触らないでください。

手の油が金属枠につきます(笑)

脱脂剤を見てみる

レジンの脱脂についての詳細は、こちらをご覧ください。

1.空枠(底なしフレーム)の底を空枠シールで作る

①空枠シールの上に空枠を置き、大きさを確認します。

②空枠より少し大きめに空枠シールをハサミでカットします。

③空枠シールを剥がし

④空枠の裏面に空枠シールを貼り付けます。

2.空枠にレジン液を流して底を作る

⑤空枠と空枠シールを指でなぞり、しっかりと貼り合わせます。←ココ大事

⑥シールの端を折り、持ち手を作ります。
※これをすることで、手に空枠シールの粘着がつきにくく、作業がしやすくなります

ここからシリコンマットを下敷きにして、制作するとレジン液がこぼれてもより安全です。
※画像では、シリコンマットは敷いていないです。

⑦レジン液を空枠に流し込みます。

⑧空枠を傾けてレジン液を全体に行き渡らせます。
※きれいに作るコツは、極力、筆やつまようじなどで触らないことです。

シリコンマットを見てみる

3.レジン液の気泡を取り、底を硬化させる

⑨気泡を取ります。
エンボスヒーターは、シールが剥がれやすくなるため、つまようじの先などで、すくい取るのが良いです。

2分硬化

⑩仮硬化後、レジンを着色して

⑪空枠に着色したレジン液を流し込み、空枠を傾けて全体に行き渡らせ、ライトで硬化させます。

2分硬化

⑫空洞があるパーツは空洞部分にUVレジン液を流し入れ、硬化させ、硬化中にパーツから気泡が出てくるのを防止します。

4.空枠シールをレジンから外す

⑬⑭空枠にレジン液を流し、パーツやラメ、金箔などを置き、配置を整え、硬化。
※レジン液がしっかり固まるまでライトをあて、裏返し、さらにライトをあて十分に硬化させます。

⑮ライトをあてるとレジン液は熱をもちます。
作品が冷めた後、シールを剥がします。

⑯完成です。

まったく、ベタベタしていないです。

粘着質もついていません。

レジン空枠作り5つのコツ

レジンの空枠作り一番のコツは、 空枠シールを使うこと!と言いたいところですが、下記の要素に気を付けると綺麗に作れます。

コツ1.シールは透明にする

シールは、空枠の底になり、レジン液を上に流すので、透明が良いです。

透明だとライトを透過するので、表からも裏からもライトを照射することができます。

空枠の底にマスキングテープを使う方法が良く紹介されていますが、ライトを照射してもマスキングテープとレジンの接地面はベタベタしたままの状態になるので、おすすめできません。

シールは透明が良いです。

コツ2.シールは程よい粘着のものにする

シールの粘着が強すぎると、レジンからシールを剥がしにくく、粘着質がレジンに残りやすかったり、レジンの裏面が曇ったりします。

シールの粘着が弱すぎると、空枠からシールが剥がれ、空枠からレジン液が漏れる原因になります。

コツ3.空枠より大きなシールを1枚底に貼る

シールを画像のように継いで貼ると、継ぎ目の部分にスジがいきます。

1枚大きなシールをドンと貼るとスジがいかないのでおすすめです。

コツ4.ボコボコとした複雑な形や線の細い空枠を作る際は、強い粘着のシールにする

ボコボコとした枠

細い空枠

凹凸があったり、細い空枠はレジン液が漏れやすいので、少し粘着性が強いシールが良いです。

コツ5.硬化はライトを動かす!

レジンを固めるためにライトの庫内に持っていく時に枠からレジン液が漏れる可能性が一番高いです。

だから、ライトを持ってくるのがよいです。

こういう LED-UV 対応のコンパクトライトを持ってきたり

LED-UV対応コンパクトライトを見てみる

もっと小さいコードレスライトで空枠を移動させずにレジン液を硬化させるのが良いです。

コードレスライトを見てみる

まとめ

レジン空枠の作り方のコツは

  1. シールは透明にする
  2. シールは程よい粘着のものにする
  3. 空枠より大きなシールを1枚底に貼る
  4. ボコボコとした複雑な形や線の細い空枠を作る際は、強い粘着のシールにする
  5. 硬化はライトを動かす

レジン空枠の作り方は、手順を参考に是非ともやってみて下さい!

空枠シールを見てみる