ネット記事や知り合いから レジンをする時はマスクをしないといけない! という情報を見聞きして、いつもしてないけど大丈夫かな?と不安になっていませんか?
この記事を読むと、自分が楽しんでいるレジン制作でマスクが必要かどうかがわかるようになります。
妻がレジンを初め12年以上、夫婦でレジン専門店 happy resin を初め、8年以上。
自身で調べた知見やレジンのメーカーさんとのやり取りの中で得た知識をお伝えします。
この記事では、
- レジンでどんな時にマスクが必要か
- マスク選びの4つのポイント
- レジンにおすすめのマスク
をご紹介します。
今後、状況に応じてマスクが必要かどうかがわかるので、安心してレジンを楽しむことができるようになります。
この記事では、UVレジン、UV-LEDレジン、エポキシレジンについてのマスクの必要性について記載しています。
この記事内でのレジンは、UVレジン、UV-LEDレジン、エポキシレジンをさしております。
目次
レジンでマスクが必要な状況は2つ!
レジンでマスクが必要な状況は
- レジンを大量に削る
- エポキシレジンを使う
この2つの状況です。
2つの状況で気を付けるポイントがそれぞれ違います。
使用するマスクも違うので、詳しく説明していきます。
エポキシレジンって何?という方は下の記事をご覧ください。
1.レジンを大量に削る時は防塵マスクの着用が望ましい
レジンをヤスリなどで削るとレジンの細かい粉塵が発生します。
その粉塵を吸い込まないようにするために防塵マスクが必要です。
防塵(ぼうじん)・・ちりが入るのをふせぐこと。
防塵マスクとは、細かい粉塵が人体に侵入するのを防ぐことを目的としたマスクです。
粉塵を長期間、大量に吸い込むとじん肺という病気になる可能性があります。
じん肺とは
主として小さな土ぼこりや金属の粒などの無機物または鉱物性の粉じんの発
生する環境で仕事をしている方が、その粉じんを長い年月にわたって多量に吸
い込むことで、肺の組織が線維化し、硬くなって弾力性を失ってしまった病気
をじん肺といいます。
引用元:厚生労働省 じん肺について
私はレジンの研削、研磨作業を日常的に良く行っていますが、防塵マスクをつけずにレジンをサンダーで30分も研磨すると、のどがイガイガします。
「あっ、吸い込んでるな!」という感覚が確かにあります。
そんなレベルの削る話なので
- レジンアクセサリーのちょっとしたバリ取り
- レジンを水をつけて耐水ペーパーで磨く
くらいだと防塵マスクは必要ないと思います。
そんな長い年月、大量に吸わないよ!と思われるかもしれませんが、のどがイガイガするようなものをあまり吸い込むことはよくないですよね。
特に平ヤスリでレジンの形が変わるくらいガシガシ削ったり、電動工具で粉まみれになるくらいレジンを削る人には、防塵マスクの着用をおすすめします。
2.エポキシレジンを使用する際は防毒マスクの着用が望ましい
エポキシレジンは主剤と硬化剤を混ぜ、硬化が進む際に有機ガスが発生します。
発生する有機ガスを吸わないために防毒マスクが必要です。
防毒マスクとは、有毒ガスなどの人体への侵入を防ぐ専用マスクです。
防毒マスクは、マスクの先端に吸収缶をつけて使用します。
エポキシレジンの有機ガスを吸収してくれる吸収缶をつけないと意味がないので、吸収缶選びにはご注意ください。
手元に数社のエポキシレジン液の安全データシート(その物質がどんなものか、どんな安全性のものか書かれた紙)がありますが、どこのエポキシレジン液も基本的にはあまり体にはよろしくないです。
少量だけというなら防毒マスクも必要ないかもしれませんが、レジンテーブルなど、大きなものを個人で作る人も増えています。
エポキシレジンでアクセサリー作りをする人も増えています。
小さなものでも一度にたくさん作るとそれだけ有毒ガスが多く発生しています。
長時間つけていると、口周りに汗をかいたり、首が凝るのも分かりますが、エポキシレジンを作る際は防毒マスクの着用をおすすめします。
レジン防塵・防毒マスクを選ぶ4つのポイント
レジンに限らず防塵・防毒マスクを選ぶポイントは以下の4点だと思います。
- 防塵・防毒用途に対応
- 顔にきちんとフィット
- 長時間装着しても疲れにくい
- 良好な視界
順番に詳しく説明します。
1.防塵・防毒用途に対応してるマスクを選ぶ
レジンを大量に削る時は、削った時の粉塵が人体にはいるのを防ぐために粉じんの侵入を防ぐ性能をもった防塵マスクを選びましょう。
エポキシレジンを使う際は、主剤と硬化剤を混ぜ、硬化が進む際に有機ガスが発生するので、その有機ガスを吸収してくれる性能をもった防毒マスクを選びましょう。
特に防毒マスクの吸収缶の種類はとても多いです。
エポキシレジンを吸収しない吸収缶をつけても吸収してくれないので、きちんと吸収してくれる吸収缶を選ぶ必要があります。
それぞれにきちんと対応したマスクを選ぶという点が一番大切です。
2.顔にピッタリフィットするマスクを選ぶ
自分の顏にマスクがフィットしているかが大事です。
顔にマスクがピッタリとフィットしていないと隙間だらけで意味がないです。
対応マスクを選んでもフィットしていないと、粉じんも吸い込むし、有毒ガスも吸い込んでしまいます。
自分の顏にフィットするマスクを選びましょう。
3.長時間装着しても疲れにくい
長時間使用しても疲れにくいか。
安全性はあっても、装着するのに疲れると制作に支障があります。
ちょっと使うだけで、首が疲れるようなものは使いたくないですね。
長時間使用できるかが3つ目のポイントです。
4.視界は良好か?
作業時の視界は良好か?
視界が悪くて作業がしにくいと使うのは嫌になります。
フィルタや吸収缶が視界の邪魔になるようなデザインは避けたいところです。
作業時の視界、非常に大事です。
レジンにおすすめの防塵、防毒マスク
防塵・防毒マスク選びのポイントをお伝えしましたが、結局どれがよいの?となりますよね。
私のおすすめの防塵・防毒マスクをご紹介します。
私も2年ほど愛用しています。
日本の防塵、防毒マスク専門のメーカー製です。
先ほどのポイントにそって紹介します。
- 防塵・防毒用途に対応
- 顔にきちんとフィット
- 長時間装着しても疲れにくい
- 良好な視界
1.防塵・防毒両方で使えるマスク
このマスク一つで防塵・防毒マスクとして使用できます。
マスクに取り付けるフィルタ、吸収缶を防塵用、防毒用に取り換えて使うことが出来ます。
今日は、大量にレジンを削るから防塵用フィルタを取り付けて防塵用のマスクにして使用。
今日は、エポキシレジンをするから防毒用の吸収缶を取り付けて防毒用のマスクとして使用。
1つのマスクで2WAYに使えます。
エポキシレジン、UVレジンにも対応した吸収缶というのはメーカーにも確認しています。
2.顔にピッタリフィット
顔にフィットしているかをチェックするフィットチェッカ―という機能がついています。
フィットチェッカーのおかげで顔にフィットしているかを確認することができます。
マスクが完全にフィットしていることを確認することができます。
3.長時間装着しても疲れにくい軽量仕様
マスクは質量115g以下の軽量、コンパクト使用です。
2時間くらいの研磨作業でも首は痛くならないです。
4.良好な視界
マスクをつけることによって見えにくくなることはないです。
前面に取り付けたフィルタや吸収缶も視線のかなり下の方に位置しています。
装着するとこんな感じです。
視界が狭くなり、見えにくいと感じたことはないです。
UVレジン、LEDレジンではマスクはいらない!喚起は必須!
UVレジンやLEDレジンでは通常マスクが必要ないと思っています。
※大量に削る時は除く
粉じんが発生したり、ガスの発生が少ないからです。
しかし、UVレジンやLEDレジンを楽しむ際は室内の喚起は行いましょう。
万が一、UVレジンやLEDレジンを使用していて
- 目が痛くなる
- においがきつくてしんどい
- 硬化中に煙が出る
こんなUVレジン液、LEDレジン液をお使いの場合は、粗悪なレジン液、もしくはご自身の体質にあっていない可能性が高いので、別のレジン液を使うことをおすすめします。
まとめ
今日の内容をまとめると
レジンを大量に削る時は、粉じんの侵入を防ぐために防塵マスクをつけましょう。
エポキシレジンを使う際は、有機ガスを吸い込まないように防毒マスクつけましょう。
小さなアクセサリー作りでUVレジン(LEDレジン)を楽しむ際は十分な換気は必要ですが、マスクは必要ないと思います。
レジンのマスク選びのポイントは以下の4点。
- 防塵・防毒用途に対応
- 顔にきちんとフィット
- 長時間装着しても疲れにくい
- 良好な視界
状況に合わせたマスクを選び、安全面にも気を付け、楽しいレジンライフをお過ごしください。
顔にピッタリとマスクがフィットした状態でフィットチェッカーを使うと、息ができなくなります。
最初使った時は少し驚くと思います。
私はちょっと焦りました。