本日2016年6月11日22時発売のhappy resin完全オリジナルレジン用材料『空枠シール』をご紹介をしたいと思います。
構想半年、、。
お客さんから「空枠からレジンが漏れて、うまく作れないんです!」
と聞くたびにこんなシールがあればな~と思ってましたが、ついに商品化することができました!!
本当に便利だと思うので、ぜひレジンをしている方は最後まで、ご覧ください。
目次
そもそも空枠って何?
画像のような底がない枠のことです。
空枠の使い方
空枠をUVレジンで使用する際の使い方は、背面にマスキングテープで底を作り、そこにUVレジンを流すのが一般的なやり方です。
空枠でレジンをするときにこんな経験ないですか?
①レジン液が漏れた
『あ~っ、漏れてる~!?』
マスキングテープの隙間から流れてくるレジン液、ほんと悲しくなりますよね。
横から流れてくるレジン液をどうしたらよいか、わからないまま呆然としたこと、、私はあります!
②きれいに固まってない
『ベタベタしてない!?』
マスキングテープは色つきのものが多く、裏面から紫外線があたらないです。
作り方のコツもありますが、表からしか紫外線があたらないというのは、たくさんパーツを入れた場合、硬化不良になりやすい。
③スジができている
『何このスジ~。』
空枠が大きい場合、先ほどの画像のようにマスキングテープの重ね貼りが必要です。
テープとテープの間の段差がスジになり、仕上がりが汚くなります。
④粘着物がべったりついている
『なんかいっぱいついてる~!きれいじゃない!』
マスキングテープで起こることはほとんどないですが
硬化時の収縮性の強いUVレジン液と粘着力のあるテープを使うと硬化後にレジンとテープがくっついて大変です。
たくさん粘着物がついています。たくさん付いた場合は取るのも一苦労。
お客さまから空枠ってどうやって使うの?
うまくできない!というお声、本当によく頂きます。
レジン空枠シール商品基礎情報
この商品は、粘着性のあるA5サイズのシールが5枚入った商品となります。
粘着性の異なる2種類の商品があります。
レジンが漏れるのを防ぐ空枠シール A5 白色(粘着やや強)5枚入り
サイズ:横幅148×縦幅210(mm)
枚数 :5枚入り
色 :シール(透明)、シールを貼っている紙(白色)
made in japan
happy resin完全オリジナル材料
レジンが漏れるのを防ぐ空枠シール A5 黄色(粘着やや弱)5枚入り
サイズ:横幅148×縦幅210(mm)
枚数 :5枚入り
色 :シール(透明)、シールを貼っている紙(黄色)
made in japan
happy resin完全オリジナル材料
レジン空枠シールの4つの感動ポイント
最近、UVレジンが流行っているので、かわいい空枠が多く発売されています。
そんなかわいい空枠で、きれいな作品を作りたい!!という声もよく聞きます。
このシールを使うと失敗する確率はぐ~んと減ります。
この商品は何が良いのか、なんで失敗しにくくて、きれいに出来るか4つのポイントをお伝えします。
①1枚のシールで貼れるので、UVレジンが漏れにくい
A5サイズのレジン空枠シールは好きな大きさに簡単にハサミでカット出来ます。
一枚のシールで貼れるので、きれいに空枠に貼ることが出来、UVレジンが漏れにくいです。
硬化後にマスキングテープを2枚以上貼った時などにできるスジ等も当然できません。
②透明シールなので、紫外線を透過し、硬化不良が起こりにくい
このシールは透明です。
空枠を裏返して紫外線をあてるとシールを透過するので、UVレジンは硬化します。
マスキングテープは色つきで、紫外線を透過するものはほとんどありません。
途中段階でデザインの確認が出来る
透明なので、背面に持ってきたいパーツのデザインを確認することが出来ます。
③適度な粘着により、空枠から取れにくく、きれいに剥がれやすい
楽しく作った作品が
ぺりっと簡単にきれいに剥がれます
剥がした後も非常にきれいです。
④空枠の種類によって、使い分けができる
このシールは粘着がやや強(白色)、やや弱(黄色)の2種類あります。
状況に応じて使い分けが出来ます。
レジンが漏れるのを防ぐ空枠シール A5 白色(粘着やや強)が適しているもの
枠が細いもの、シールとの接地面積が少ないもの(リングパーツなど)
枠が細いので、きちんとシールとくっついておかないと漏れてしまいます。
やや強がおススメ。
凹凸があるもの、複雑な形のもの、曲がっているもの
こちらも密着しておかないとレジンが漏れやすいのでやや強がおすすめ
レジンが漏れるのを防ぐ空枠シール A5 黄色(粘着やや弱)が適しているもの
・枠が太いもの、シールとの接地面積が大きいもの
・シルエットパーツ
やや弱(黄色)の方がやや強(白色)より粘着が弱いので、ぺりっと剥がれやすく、粘着質は残りにくいです。
(+α)使い終わった紙は着色時の使い捨てパレットに大活躍!
シールを剥がした紙を十字に折ると使い捨ての着色用パレットとして重宝します。
特に白色は色がわかりやすい
空枠シールを使ったレジン空枠の作り方
アリスネックレスのトップを作ります。
①シールの上に空枠を置き 、大きさを確認します。
②必要な大きさにカットします (空枠の外ぎりぎりに切らないで少し隙間を空けてカット)
③シールを剥がし
④空枠の裏面にシールを貼りつけます
⑤空枠とシールを指でなぞり、よ~くくっつかせます。
⑥シールの端を折り、持ち手を作ります。
(これをしないと持つところがシールの粘着でべたべたして、作業がしにくいです)
⑦レジンを流し込みます。
⑧空枠を傾けてレジン液を全体にいきわたらせます。(きれいに作るコツは極力筆、等で触らないこと)
⑨気泡を取ります。(すくい取るのがよい)
⑩着色して
⑪空枠に着色したUVレジン液を流し込み、傾けて全体にいきわたらせ、紫外線で硬化させます。
(着色の仕方は別のページでまたやります)
⑫空洞があるパーツは空洞部分にUVレジンを流しいれ、硬化させ、気泡がでてこないようにします。
⑬⑭空枠にUVレジンを流し、パーツを置き、ラメ金箔を置き、配置を整え、硬化。
⑮シールを剥がす。(シールの剥がし方は剥がす方向に斜め45度くらいにひっぱるのが良い)
⑯完成 (まったく粘着質はついてません!)
裏面にもう一度レジンでコーティングするときれいに仕上がります。
かなり説明を省きました。また近々に詳しくやります。
漏れにくくするポイントは
②空枠の外ぎりぎりに切らないで、少し隙間を空けてカット
⑤空枠とシールをこすりきっちりとくっつけること
このシールを実際に試しまくった実験結果
他のブログの記事でも何度も書きましたが、極端に言いますが、各メーカーさんが出しているUVレジン液はそれこそ紫外線で固まるということ以外は全然性質が違います。
(ここではおもにUVレジン液に話を絞ります。)
①しっかり硬化するか(硬化不良=ベタベタしていないか)
②硬化後の透明感
③硬化後の黄変のしやすさ(経年変化でレジンは黄色味がかってきます。黄色くなりやすさ)
④UVレジン液の粘性(水のようにさらさらした液からドロっとした液まで)
⑤UVレジン液自体の臭い(UVレジン液によって全然臭いが違います)
⑥気泡の入りやすさ
⑦安全性
今回15種類以上のUVレジン液を使い、数百個以上実際に作り、検証しました。(画像は一部)
①粘性の違いによるUVレジン液の漏れやすさ
UVレジン液が水みたいにしゃばしゃばしたものかドロッとしたタイプか、UVレジン液の粘性の違いによる漏れやすさを確認しました。
実際に試してみたところ粘性の違いによる漏れやすさに特に差はなかったです。
※複雑な形の空枠を粘着が弱い、レジンが漏れるのを防ぐ空枠シール 黄色でやった時以外は一度もUVレジンは漏れていません
個人的な感想ですが、UVレジンの漏れやすさに関しては、上記のように空枠にあったシールを使い、しっかり空枠とシールを密着させていれば大丈夫です。
②硬化不良は全くありません
これは全く問題です。すごく綺麗に硬化します。
UVレジン液の種類にもよりますが、表を6分間紫外線照射させた後、裏返して2分照射して硬化させることをおススメします。ポイントはシールが透明なので、裏返して2分硬化させることです。
③硬化後のスジも大きいシールを一枚貼るのでまったく問題なし
これも全く問題ありません。
④シールを剥がした後の粘着質の残り具合
こちらはレジンが漏れるのを防ぐ空枠シール 黄色は粘着が弱いので、実験したUVレジン液ではほぼ粘着質が残らないで綺麗に取ることができました。レジンが漏れるのを防ぐ空枠シール A5 白色(粘着やや強)は硬化によるUVレジン液の収縮が強いタイプのUVレジン液の場合、粘着質が多少残ることはありました。
粘着質を取り除き、その上からさらにUVレジン液でコーティングすると綺麗になります。
実験の結果感じることは、初めて空枠にマスキングテープを貼り、UVレジン液を使い、制作するより失敗しないで、綺麗に仕上げることはできると確信しています。
ただし、UVレジン液の種類によって、粘着質が残るものもありました。
このシールはすべてのUVレジン液に完璧に対応したものではありません。
まとめ
このシールを使うと
- 1枚のシールで貼れるので、UVレジンが漏れにくい
- 透明シールなので、紫外線を透過し、硬化不良が起こりにくい
- 適度な粘着により、空枠から取れにくく、きれいに剥がれやすい
- 空枠の種類によって、使い分けができる
- 使い終わった紙は着色時の使い捨てパレットとして大活躍!
レジン初心者の方からベテランの方まで非常に使いやすい商品です。
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