レジン金具付けの接着剤選び4つのポイント【おすすめ接着剤も紹介】

心を込めて作ったレジンアクセサリーの金具がポロっと取れてしまうと残念ですよね!

そうならないようにどんな接着剤を使用したら良いのか?

レジン専門店として起業して8年、いろんな接着剤を使用し、時間経過も観察してきた経験から接着剤選びのポイントを紹介していきます。

接着剤以外でレジンを楽しむのに必要なものはこちらを参考ください。

目次

レジンの金具付けに使用する接着剤を選ぶ4つの重要ポイント

まずは、接着剤を選ぶポイントをお伝えします。

  1. レジンと金属金具の接着に対応しているか?
  2. 接着は強力か?
  3. 硬化時間は自分の作業に適しているか?
  4. 接着剤の色は大丈夫か?

詳しくお伝えしていきます。

①レジンと金属金具の接着に対応しているか

接着剤がレジンと金属に対応していないとくっつきにくいです。

商品のパッケージにどんな素材が接着に対応しているか記載されているのでそちらを確認すると良いです。

※対応表にはレジンとは書いていないです。レジンは硬質プラスチック、それに近い表現のところを見て下さい。

②接着は強力か

レジンから金属金具がとれない。強力にレジンと金具がくっついている。

これが一番大事ですね!

アクセサリー用途だと、乱暴に扱われることは少ないと思いますが、床、地面に落としてしまったということは想定して多少衝撃にも強い接着剤が望ましいです。

③硬化時間は作業に適しているか

固まるのがすごく早いと焦ります。

金具をくっつける前に固まると困ります。

逆に硬化が遅いと作業性が悪くなります。

接着剤が固まるまでの時間は、固定時間と実用強度、完全硬化時間という形で記載されているものが多いです。

④接着剤の色は大丈夫か

接着剤はクリアなもの、ブラックやホワイトなど色付きのもの様々あります。

接着剤は下地にあった色のものがおすすめです。

例えば、白の着色したレジンに黒色の接着剤をつけると接着剤が良く目立ってしまいます。

レジンの金具付けにはウルトラ多用途SU(クリア)がおすすめ

先ほどの接着剤を選ぶ4つのポイントふまえると、ウルトラ多用途SUがおすすめです。

先ほどの項目を確認していきます。

ウルトラ多用途SUを見てみる

金属以外にも驚くほど、幅広い素材に対応

ウルトラ多用途SUの素材の早見表です。

レジンは硬質プラスチックという項目です。

レジンと金属に対応しています。

他にもレジンとガラス、レジン同士の接着など、多くの素材に対応していることがわかります。

ウルトラ多用途SUがレジンと接着できる素材

表に記載がありますが、レジン(硬質プラスチック)と組み合わせOKの素材は以下の通りです。

  • 金属
  • ガラス
  • コンクリート・石
  • タイル・陶磁器
  • 発泡スチロール
  • 木材
  • レジン
  • 軟質塩化ビニル
  • 合成ゴム
  • 皮革
  • 布・フェルト

ほとんどのものはこの接着剤で対応できます。

強力な接着!衝撃にも強い!

ウルトラ多用途SUは強力な接着の他にも衝撃にも強いです。

硬化後は弾力性のあるゴム状になるので、衝撃を吸収します。

10年ほど愛用していますが、日常使いでレジンから金具がとれたことはほとんどありません。

作業性の良い硬化時間

公式には木材と木材の目安ですが、固定4分、実用強度1時間、完全硬化24時間と記載があります。

私の体感でも5分もすれば手を放しても大丈夫なほど固まっています。

金具をつけようとしたら固まっていたということはないです。

硬化の遅さに苛立ちを覚えたことも1度もないです。

ちょっと触って動かなくなったからといって、すぐに動かすと取れる原因になるので、完全硬化の約24時間は動かさないことをおすすめします。

透明度の高いクリアカラー

画像はブローチ金具の裏に接着剤をつけたところ。

接着剤が見えても透明度の高いクリアカラーなので、違和感が少ないです。

下地が何色でもクリアカラーなので使いやすいです。

※この後、接着剤が飛び出た部分はレジンでコーティングして綺麗にみえるように整えます。

ウルトラ多用途SUを使ったレジンへの金具付け

レジンと金具付けに限らず接着の基本ですので、覚えておいて損はないです。

レジン、金具の接着面のほこりや汚れと水分、油分を綺麗にとります。

まずは、レジンとアクセサリーの金具両方の表面のほこりや汚れ、水分や油分を綺麗にとります。

表面を綺麗にするだけでもレジンと金属の密着性は格段にアップします。

油分の拭き取りは脱脂剤を使うと良いです。

綺麗に拭取った後で手で触ると手の油が付くので、拭いた後は触らないように気をつけましょう。

脱脂剤を見てみる

沢山つければよいものではない!接着剤の適量は?

表面の汚れを拭き取った後は、接着剤を片面に薄く塗ります。

メーカーの営業マンに強力に接着できる接着剤の量を聞いてみました。

付属のギザギザのヘラで接着剤を伸ばして残る量が適量」とのことでした。

沢山つけたらよいというものではないです。

固定して静かに置いておきます。完全硬化24時間

レジンに金具を固定出来たら、触らないで置いておきます。

一見固まったように見えますが、完全に固まるのに24時間かかります。

この間はむやみに触らないのが良いです。

おすすめ理由まとめ

もう一度、簡単にウルトラ多用途SUのおすすめポイントをまとめると

  1. 素材の適応表のとおり、ほとんどの素材に対応
  2. 強力に接着、衝撃にも強い
  3. ちょうど良い硬化時間
  4. どんな接着場所にも使いやすいクリアカラー

1本あれば、色んな用途に使えてかなり重宝します。

ウルトラ多用途SUを見てみる

2件のコメント

レジン初心者です。記事をありがとうございます。

念の為の確認なのですが、
このボンドはデコ用メタルパーツとレジンを接着して金属が色が変色するということはないでしょうか?
以前になんのボンドかセメダインか分からないのですが、作成後何か月かして視ると
金属が黒く変色を起こしてしまい台無しにしてしまった経験があり、念のためにお聞きしたく思います。
宜しくお願いします。

おすすめしている接着剤で、金属パーツが黒く変色することはないです。
詳細はわからないですが、本件は接着剤より金属もしくは、メッキが原因で起こっているように思います。

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